もう一度、陽の当たる場所へ

人生半ばでうつ病を発症し現在治療中の-すなふきん-です。自らの体験を中心に「治療」「回復」「就労」「自立」の面から振り返りながら、全快への道のりを同じ悩みを持つ方々と一緒に、それぞれが目標とする「陽の当たる場所」を目指していきます。

うつ病になって初めてわかること「活き活きとした表情がなくなってしまう怖さ」表情のなさが対人関係を難しくする

        今回もこのブログにたどり着いていただきまして

            本当にありがとうございます。

                <m(__)m>

 

うつ病で表情を失った私

      

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私の住む地域は今日、やっと梅雨が開けて、久しぶりに空一面の青空を見ることが

できました。青い空と白い雲のコントラストが心に心地いい感じで、体調的にも

しんどくなる梅雨の終わりは、まさに待ち望んだ季節の到来といったところで

しょうか。

 

そんな気持ちいい青空を眺めていると、自然と表情も緩んで、笑みもこぼれてくる…と

言いたいところですが、うつ病と長く付き合っていると、表情がなくなってしまったな

と感じること、ありませんか。私の場合、うつ病になる前は喜怒哀楽のある、表情も

豊かな生活をしていたと思うんですが、今ではすっかり表情をなくしてしまいました。

 

まず笑うことができないので、初対面などはまず、馴染むことはできません。愛想笑い

などできるはずもありませんから、大勢のなかで過ごす時間の苦痛といったら、

このうえありません。

 

喜びは難しく、怒りは簡単に

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元気な人からすれば、そんなことくらい簡単にできるだろうと言われるかもしれません

が、まず頬の筋肉が動かないので笑えない、無理矢理笑っても目が笑っていない、

ですから歯を見せて笑うことなんか、全くと言っていいほどないでしょう。

なにも考えずに無意識に笑えてた頃を思い出してやってみるんですが、どうしても

無理みたいです。まぁそもそも笑うことなんて、意識してやることではないので、

その時点でもう不自然なわけです。

 

その代わり、怒りの感情はすぐに沸いてきます。その怒りは自分に向けてだったり、

周囲の誰かに向けてだったりして、ちょっとしたきっかけで怒りのスイッチが入ったり

して、周りの人たちにはいろいろと迷惑かけているはずです。いや、きっとかけてるで

しょう。

 

心と身体は繋がっているんだなとあらためて再確認できましたし、特に表情は

ダイレクトに心を反映しますから、心がよくならないと表情なんて出るはずも

ありません。

 

表情を取り戻すためのヒント

 

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ではどうしたらまた以前のような表情を取り戻すことができるのでしょうか。

残念ながら、この質問に答えるためのアイデアを、私はまだ持っていません。試行錯誤

と言いたいところですが、答えに対するヒントさえまだつかめていない状態です。

 

しいていうなら、一人旅をして自然の中にいるときは、自然な表情になっているような

気がします。すれ違う人が挨拶をしてきたときにも、自然に対応できているような気が

しているのです。

 

それはおそらく、意識が自分の内面になく、外に向かっているからではないかと思って

います。意識のベクトルが自分の方向に向いていると、そこにはどうしても「緊張」

あり、「~しなければいけない」という気持ちに強く支配されているような気が

します。無意識というのは、きっと自分を意識しないところから始まるのでは、と

思っていますので、意識が自分向きに働いているようでは、自然な表情になるのは

難しいでしょう。

 

自然の力を借りて、無意識を手に入れる

 

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これから、以前のように自分のやりたいことをやるためには、人の中でも自然に

振る舞える自分に戻る必要があります。そのためのリハビリとして、まずは自分の

好きなこと、自分が一番自然な状態でいれること、私で言えば一人旅というアイテムを

使って以前の表情を取り戻せればと思っています。

 

みなさんにも何か、自分を意識しないくらい夢中になれることがあったと思います。

うつ病になる前の、活き活きとした自分をもう一度、振り返ってみましょう。

もし一つでもあるならば、その力を借りて自分を取り戻すリハビリをされてみては

いかがでしょうか。きっと新しい世界、新しい自分の中で、うつ病から少しでも離れる

ヒントを得れるかもしれません。

 

        今回も最後までお付き合いいただきまして

           本当にありがとうございました