もう一度、陽の当たる場所へ

人生半ばでうつ病を発症し現在治療中の-すなふきん-です。自らの体験を中心に「治療」「回復」「就労」「自立」の面から振り返りながら、全快への道のりを同じ悩みを持つ方々と一緒に、それぞれが目標とする「陽の当たる場所」を目指していきます。

うつ病になってわかったこと、「こんなことができなくなってしまった自分に落胆する毎日の辛さ」

       今回もこのブログにたどり着いていただきまして

            本当にありがとうございます。

                <m(__)m>

 

やっと訪れてくれた梅雨明け

 

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2日に1回のペースで書いていたブログですが、ちょっと私用が忙しくなってしまい

最近ペースダウンしてしまいました・・・。どんな状況でも継続するということの

難しさ、自分で自分の時間を管理できないようでは、私もまだまだだなと思って

います。

そういえばこの週末、いつの間にか梅雨明けということで今年の梅雨、結果的には

短い梅雨となって、体調を崩しやすいこの時期が短くなってくれて、個人的にはとても

喜んでいます。

 

というわけで、梅雨も終わり夏本番がやってきたわけですが、悪天候の時の体調不良が

なくなってくれるのは嬉しいことですが、うつ病特有の症状は天候に関係なく私を

襲ってくるので困ったものです。そんな症状の中で、今回はある一つの症状について

私の体験をもとにご紹介します。

 

スムースな日常生活を阻む、うつ病の症状

 

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みなさんはうつ病を発症して、健康だった時と比べて

       「頭の回転が遅くなったな」

と、思うことはありませんか。

例えばこんな症状です。

  • 忘れ物が多くなった
  • 簡単なことでも決断するまでに時間がかかる
  • 約束などの物忘れが多くなった
  • 人の顔や名前が覚えられない
  • 慣れた道でも迷うようになった
  • 買い物の時に暗算が遅くなった
  • 映画や本などの内容が頭に入らなくなった

どれもこれも日常生活をするのに困ることばかりで、こんな症状が起こり始めたころは

自分が若年性のアルツハイマーになってしまったのかと思えるほど、日常生活に支障が

出てしまい、驚いたものです。

 

そんな自分に落胆する生活の先にあるもの

 

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自分がうつ病だということを自覚するようになって辛いことは、眠れないこと、

食べれないこと、動けないことももちろんですが、この

        「頭が働いていない」

ということが一番ダメージがあるかもしれません。

 

なぜなら、このことは「寝る」や「食べる」に比べれば、生死に直接関係することでは

ないにしても、社会生活の中で自信を持って生活をしていくという意味では、毎日の

仕事はもちろん、車の運転から地域生活や、家族との時間など全ての日常生活に

至るまで、ダイレクトに影響してくることばかりだからです。

 

そしてそれらの影響は「自信喪失」という形で、新たなうつ的気分を作り出し

ます。今まで社会の中で、それなりにやってこれたという自信を奪われると、人は

生きる活力を奪われ、充実感を損ない、

       「自分は誰の役にも立たない、必要のない人間なんだ」

という結論に至ってしまうわけです。

その結果、長いあいだ職につけなかったり、ひきこもってしまったり、ひどい時には

自死に至ったりと状況は悪くなる一方ということになります。

 

自分に優しくすることで乗り越えられるもの

          

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この問題の底辺は深刻です。このような気分に気づいたら、どうか孤立せず専門の

カウンセラーに相談するなどして、早めに心の対処をお勧めします。いま貴方が

苦しんでいることは病気のせいです。決して貴方自身の能力が落ちてしまったわけでは

ないのです。病気がよくなればまた以前のような活力を復活させることができます。

どうかその時まで、仕事や社会のことを気にしなくてもいい環境で、しっかりと休んで

ください。貴方はいま、休んでもいいのです。

 

        今回も最後までお付き合いいただきまして

           本当にありがとうございました