もう一度、陽の当たる場所へ

人生半ばでうつ病を発症し現在治療中の-すなふきん-です。自らの体験を中心に「治療」「回復」「就労」「自立」の面から振り返りながら、全快への道のりを同じ悩みを持つ方々と一緒に、それぞれが目標とする「陽の当たる場所」を目指していきます。

「薬は飲んでも、飲まれるな」大量の薬の群れを目の前にして思うこと、私の場合

  今回もこのブログにたどり着いていただきまして

      本当にありがとうございます。

 

  

恋しい青空と乾いた空気

パッとしない天候が続いていますが、みなさん、体調はいかがでしょうか。

梅雨明けになりそうでなかなかならないみたいですね。週間天気予報では

もうすぐ梅雨明けみたいな雰囲気があったんですが、また雨マークの

オンパレードに逆戻り・・・。

でも青空はもう目の前、気持ちいい空気の中で

何しようかと今から妄想全開で待機中といったところでしょうか。

 

さて前回は私たちの病気に欠かせない薬のことについて書いてきましたが、

今回も引き続き薬との付き合い方について、自分の経験からお話してみたいと

思います。

 

机に並べられた大量の薬の群れとの付き合い方、私の場合

精神の薬を飲み始めて6年ほどになりますが、私が薬と付き合っていくうえで

一番難しいなと思ったのは、

   「飲まなくてもダメ、飲み過ぎてもダメ」

というところだと思っています。

 

前回もお話ししましたように、私は一日に22錠処方されていますが、

現在はその時の体調と生活スタイルに合わせて10錠を飲むようにしています。

 

まだまだ体調に不安がある今、自分の部屋で治療に専念できる生活ができるなら、

本当はもう少し飲みたいところですが、仕事や通勤、独り暮らしの生活などがあり

自分なりに妥協できるラインが10錠だというところに落ち着きました。

これ以上飲むと、日常生活にいろいろと支障が出て困ったことがあったから

というのが一番の理由です。

 

最初は睡眠不足や食欲低下など、いろいろ心配もありましたが、ここまで時間をかけて

調整してきた結果、今の自分には合っている量かと納得して飲んでいます。

 

自分に合った薬の飲み方、試行錯誤の毎日

そして、もう一つ難しいなと思うのは、

    薬は飲まないことに越したことはないが

     現実にはそういうわけにはいかない

というところでしょうか。

 

クリニックに通い始めたころ、大量の薬を目の前にして

「これを飲めば治るんだ」という、まるで風邪薬を飲むかのような感覚で、

すべての薬を忠実に一生懸命飲んでましたが、実際には風邪薬とはどこか違う・・・。

 

やっぱりその時の体調で多すぎたり少なすぎたり、またちょうど良かったりと

なかなか自分の量というものを掴むことができませんでした。

 

大切なのは、自分で納得すること

時には薬を飲むことが苦痛になって、

いっそのこと薬を飲むのを止めたいとさえ思ったこともありました。

でも飲まなければ、やっぱり寝れなかったり食べれなかったり動けなかったりの

症状が出てしまう・・・。

 

そんな場所を右往左往しながら、いま思うことは

 自分のその時の健康状態や生活スタイルに合わせて

      自分で納得した量を飲もう

ということです。

 

自分でチョイスできる選択肢を持とう

自分の判断で勝手に薬の量を変更することには反対意見もあると思います。

ですから、もちろんクリニックの先生とは相談しながらの作業になりますが、

だからと言って先生や誰かの言いなりになることもありません。

出された薬を無条件ですべて飲むこともどうかと思います。

 

だって苦しいのは他の誰でもない、自分自身なんですから・・・。

判断できるなら、自分のことは自分で決めた方が、精神的にも健康ですからね。

     

      「薬は飲んでも、飲まれるな」

       自分の船の船長は自分自身でありたい

 

と思いながら、日々この病気と付き合っています。

  

    今回も最後までお付き合いいただきまして

       本当にありがとうございました

 

       f:id:alpha-44:20190715062326j:plain