もう一度、陽の当たる場所へ

人生半ばでうつ病を発症し現在治療中の-すなふきん-です。自らの体験を中心に「治療」「回復」「就労」「自立」の面から振り返りながら、全快への道のりを同じ悩みを持つ方々と一緒に、それぞれが目標とする「陽の当たる場所」を目指していきます。

「お酒を飲んでも、何も変わらない」 うつ病から抜け出す、はじめの一歩は「当たり前のことから」

  今回もこのブログにたどり着いていただきまして

      本当にありがとうございます。

カーテンを開けて朝日を眼から取り入れよう

梅雨も一旦お休み、今週末はいい天気が続きました。朝から日光が部屋に差し込むと、

やはり普段より体調がいいみたいです。

日光はうつ病の改善にいいというのは、病院でも本でもよく聞く

話なので、私もできるだけ朝日を浴びて目覚めをよくしようと取り入れています。

特にうつ病は朝の時間帯になかなか活動的になれない傾向がありますので、日光を

眼から取り入れることで、朝の活動が楽になるんだそうです。

ちなみに北欧のように日照時間が少ない地域は、うつ病の患者さんが他の地域に比べて

多いそうで、あながち間違いではなさそうです。みなさんの参考になれば幸いです。

さて前回はうつ病になると「いろんなことから、興味がなくなる」というところから、

「食べること」からも興味がなくなり、体調や体力に影響していくということに

ついて、私の体験を中心にご紹介しました。

今回はうつ病と飲酒」について私の体験をもとにご紹介したいと思います。

お酒は貴方を救ってはくれない

うつ病になると、いろんなことから興味がなくなるというのであれば、うつ病になる

以前からお酒が好きだった人は、飲酒から興味がなくなり、お酒の量が減るかと

いえば、私の場合はそうではありませんでした。というか逆に増えてしまって、辛い

うつ病生活をさらに辛いものにして、私を追い込んでいきました。

うつ病になってお酒が増えてしまう理由を、自分なりに思い返しててみますと、

そこにはいくつかのお酒に対する誤った認識が私にあったように思います。それは

次のようなものです。

  • 眠れないので、お酒を飲めば眠れるのではという誤った認識
  • 酔った状態になれば、ストレスから解放されるのではという誤った認識

これらの誤った私の認識は、うつ病の症状や落ちた精神状態を一時的には楽にして

くれるかもしれません。

うつ病治療中の飲酒の怖さ

しかし飲酒してからの眠りでは質の良い眠りは採れません。また酔ってるときは

嫌なことやストレスを忘れさせてくれるかもしれませんが、酔いが覚めたときには

激しい虚脱感、倦怠感に襲われ、次の日に仕事に行くなんて健康な身体でもなかなか

難しいかもしれません。ひどい時には精神的な落ち込みがピークになり、自死を考える

こともしばしばでした。

さらにお酒と薬の飲みあわせが最悪なことは、お伝えするまでもないでしょう。

飲酒して薬を飲むと効果が出たりでなかったり、一番やっかいなのは効果が出過ぎて

しまうことでしょう。夕方にお酒と薬を一緒に飲み、24時間ずっと目が覚めないことも

ありました。そうなってしまうと仕事どころか、まともな生活すら送ることはできなく

なってしまいます。

はじめの一歩を踏み出そう

このように、うつ病治療中の飲酒は百害あって一利なし、今まで飲酒してきた方は

本当に難しいかもしれませんが、少しずつお酒の量を減らし、最終的にはやめることを

お勧めします。また今までお酒を飲んだことのない方は、お酒ではうつ病の症状は

改善しませんから、決して手を出さないことをお勧めします。

こんなことは、当たり前のことかもしれませんが、この「当たり前のこと」

から取り組んでいくことが、うつ病から抜け出す第一歩となるのかもしれません。

自分の意志だけではなかなか難しい時もあるでしょう。貴方のを想う周りの方にも

協力してもらって、ぜひうつ病から抜け出すきっかけを掴んでいただければと、

心から願っています。

   今回も最後までお付き合いいただきまして

      本当にありがとうございました

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