もう一度、陽の当たる場所へ

人生半ばでうつ病を発症し現在治療中の-すなふきん-です。自らの体験を中心に「治療」「回復」「就労」「自立」の面から振り返りながら、全快への道のりを同じ悩みを持つ方々と一緒に、それぞれが目標とする「陽の当たる場所」を目指していきます。

いい先生って、どんな先生?

大歓迎!遅すぎる梅雨入り

今回もご縁あって、私のブログにお立ち寄りいただきまして、

     本当にありがとうございます。

もう6月も後半だと言うのにまだ梅雨入りしないという不思議な天候が続きます…。

じめじめした梅雨が好きという人はあまりいないかもしれませんが、うつと付き合い

始めてからというもの、やはり雨の日は体調が悪くなり、本当に苦手です。日照時間が

短くなることが関係してるのかもしれませんが、めまいや身体のだるさが普段より強く

なってしまいます。毎年この時期になると、梅雨のある日本の気候を心から恨みます。

さて前回は、うつ病治療での病院選びの大切さを自分の経験からご紹介しましたが、

今回はさらに突っ込んで、担当の先生との付き合い方について切り込んでいきます。

自分を中心にご紹介していきますので、みなさんの参考になればと思います。

先生への愚痴

私はいまお世話になっている先生に約5年間お世話になっていますが、その間に

トラブルもなく不信感を抱いたこともありません。心療内科に通っている知り合いに

現在通っている病院の話を聞くと、病院の愚痴をこぼす人が多いようです。その愚痴の

ほとんどは先生についてのことで、例えば…

  • 寝れないと言っているのに、ちゃんと対処してくれない。
  • 薬が効かないと言っているのに、変えれくれない。
  • 診察の内容がいつもワンパターン。
  • 現在、そして今後の治療方針の説明が不十分…

などがあげられます。

逆に私がいまお世話になっている先生は、このようなことがありません。

少し余談になりますが、現在お世話になっている病院は自宅からとても遠い場所に

あり、通うのに電車とバスと徒歩で約1時間かかります。通い始めた当初は車で10分

程度の所になったんですが、仕事の関係で引っ越して遠くなってしまいました。しかも

仕事が終わってから通っているので、最後の診察時間17時にギリギリ間に合うか

どうかという時間になってしまいます。引っ越した時、近い病院に変えることも

考えましたが、やはり先生との相性の良さを考えると、どうしても変更できず、体調が

よくないときは、正直通うのがしんどい時もありますが、頑張って通っています。

満足度100%の先生との関係

それくらい自分にとって相性のいい先生と巡り合うことができたわけですが、

私にとって一番信用できる要素の一つは

「薬をむやみに増やさない」「すぐに入院を勧めない」

ということに尽きます。本当に絶不調の時は薬を増やしてもらって楽になりたいと

思うんですが、薬を増やすといつか薬を減らそうと思った時に時間がかかってしまい、

また副作用を考えると、あまりお勧めの方法ではないと説明してくださいます。

その代りに生活習慣や日々の心構えなど、別の対処方法を教えてくださいます。

また私が「もう限界なんで、仕事を辞めて入院したい」と言うと、仕事を辞めたり

入院したりすることを簡単に勧めず、やはり別の対処方法を教えてくださいます。

あとから冷静に考えると、先生の立場からすると薬を増やしたり入院を勧めれば収入が

増えるにもかかわらず、その患者さんの状態や性格に応じてベストの方法を勧めて

いただく先生の姿勢は信頼に十分値します。ここまで回復し、限定的であるとはいえ

仕事を継続できたり、独り暮らしを維持できたりしてるのは、先生のおかげだと本当に

感謝しています。

自分にとって、いい先生とは?

そんな中でも一つ運がよかったのは、仕事が終わってから通院しているということで、

いつも最後の診察時間を予約していることで、私の後ろには患者さんがいないので、

先生もリラックスしてゆっくり話を聞いていただけるといることでしょうか。

もし先生に十分話を聞いてもらえないという不満のある方は、一度試しにその日一番

最後の診察時間を予約されてみてはいかがでしょうか?もしかしたら普段よりも

ゆっくり話を聞いてもらえるかもしれません。

病院の先生と患者の関係といえども、他の人間関係と同じように信頼関係が必要です。

そのためには会話の時間や密度が必要ですし、自分の気持ちを相手に伝えることも

必要になってくるでしょう。特にもし先生のおかげで病状が回復したと感じた時には、

感謝の言葉を伝える必要もあります。うつの症状がひどいときは、そんなことを考える

余裕などありませんので、自分の感情をぶつけてしまうこともあると思いますが、

先生との信頼関係を作ることが、自分の病気を軽くしていくことに繋がっていることを

意識して、一人の人間同士として先生とのコミュニケーションを増やすことから始めて

みてはいかがでしょうか。

 

今回も最後までお付き合いいただきまして、

       ありがとうございました。

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