もう一度、陽の当たる場所へ

人生半ばでうつ病を発症し現在治療中の-すなふきん-です。自らの体験を中心に「治療」「回復」「就労」「自立」の面から振り返りながら、全快への道のりを同じ悩みを持つ方々と一緒に、それぞれが目標とする「陽の当たる場所」を目指していきます。

暗闇を蹴飛ばそう

梅雨の来ない6月

今回もこのブログを訪れてくださった皆さん、ありがとうございます。

なかなか梅雨らしい天気が来ない6月の朝、今日も決めた時間に目覚めることができ、

ホッとしています。毎日「寝ること」と「起きること」には、特に大きなエネルギーを

使います。そんな中、時には気持ちよく目覚めることもあって、そんな日は・・・

「よし!今日はやるぞ!」という気持ちになることもあります。

そんな日がずっと続けばいいんですが、調子には波があり、そうも行かないところが

また難しいですね。

初期段階の症状

さて前回は、うつ病の発症のきっかけや原因、そして初期段階での対処方法などを

自分の経験からご紹介しましたが、今回はうつ病の初期段階での具体的な症状、

どういう状態になったら、うつ病を疑ったらいいかを、自分の経験から

まとめてみました。

  • 理由もなく落ち込みがちになる。
  • 漠然とした不安感から、なかなか寝付けない、
  • 普段より食欲がなくなる
  • 普段より飲酒の量が増える。
  • 忘れ物が増える
  • 仕事や車の運転など、普段簡単にできていたことが難しくなる。

この他にも思い起こせばいろいろありますが、どの兆候も・・・

「まぁすぐよくなるだろう!」

「明日からまた頑張ろう!」

などと思って、深刻に考えず流してしまうことが多いのではないでしょうか?

いつまでも晴れない霧

いま思い返せば、「初期段階での一番の異変は何ですか?」と尋ねられたら、

「いつまでも晴れない霧のように、胸から離れない不安感」だったように思います。

薄い不安感なら、好きなことしてストレス解消すれば、不安感も消えてなくなり

その日の夜はぐっすり眠れ、次の日からまた元気に復活できたものでした。

しかしなぜか今度の不安感は、なにをしてもスッキリ晴れない・・・。

胸にこびりついて離れることがない・・・。そして徐々にその状態が当たり前になり、

私から笑顔を奪い、喜びを奪い、そして最後には健康な身体も奪いました。

自分の異変に気付いた皆さんへ

仕事や家庭などで大きなストレス状態が続くと、いつしか心は普段と違う動き方を

し始めます。初めはそのストレスから逃れようと抵抗しますが、抵抗しても逃げれない

ことがわかると、そのストレスを受け入れて生きていこうとします。そこに不安感が

忍び込み、自分の心に住み込んでしまうのです。

そんな異変に気付いた皆さん・・・

どうかストレスから逃れることを諦めないで下さい。

何とかしてそのストレスから逃げきり暗闇を蹴飛ばし、自由で伸び伸びとした心を

取り戻して下さい。

貴方自身を取り戻すための時間もパワーも、まだ貴方の中に残っています。

「もう一度、陽の当たる場所へ」歩んでいくために、今ならまだ間に合いますよ。

 

今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

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