もう一度、陽の当たる場所へ

人生半ばでうつ病を発症し現在治療中の-すなふきん-です。自らの体験を中心に「治療」「回復」「就労」「自立」の面から振り返りながら、全快への道のりを同じ悩みを持つ方々と一緒に、それぞれが目標とする「陽の当たる場所」を目指していきます。

どっちがどっち?

ちょっと苦手な乗り物

今回も私のブログにたどり着いていただきまして、

      本当にありがとうございます。

梅雨にも働き方改革が浸透してきたのか、今日は雨も休養日。最近の私は会社の移転

騒ぎで曜日や時間にか変わらず駆り出され、働き方改革はどこへやら…。

でもせっかくの週末なんで、久しぶりに年老いた両親に会いに実家へバスで移動中。

爆睡して乗り過ごさないか、ボケボケで運賃を間違えないか、乗り物に乗るときは

いつも緊張します。

さて、今回は私のうつ病生活のエピソードをポップにお届けします。

信じられない行動

うつ病になると頭の回転が遅くなり、それまでの元気だったときの行動とは、全く違う

行動になるとご紹介しましたが、本当に自分でもビックリするような行動をして驚き

ます。例えば以前、こんなことがありました。自宅でテレビを見ていたんですね。

そしてトイレに行きたくなって立ち上がったんです。そうしたら目の前のテーブルの

上にゴミを発見、これは今すぐ捨てなければと思い、ゴミを拾い上げたんです。

しかし、トイレが先かゴミ捨てが先かと言われたら、やはり先に思い付いたトイレを

優先。洋式トイレのふたを開け用を足すと思いきや、そこにゴミを捨て水を流し(その

ゴミがティッシュペーパーで助かった…)、満足して次はゴミ箱へ…。そうなんです、

ゴミ箱のふたを開け、そこで用を足そうとズボンのファスナーを下ろし…、まぁ攻撃

コンマ数秒のところで攻撃命令中止の暗号が脳内に伝達され、事なきを得ましたが、

もしあのまま脳内命令にしたがっていたら、それはもう大惨事は免れなかったことでしょう。

ちなみにお伝えしておきますが、そのときに寝ぼけていたわけではありませんし、私は

若年性痴ほう症ではありません。毎日を大真面目に生き抜いている、ただのうつ病患者

です。さすがにこんなことはそれ以来ありませんが、これに近いことは日常生活で度々

起こります。

大真面目に生きているだけ

こんな感じで毎日が驚きの連続ですが、何とか無事に生き延びれてこれたのは、

 自分の症状や傾向を客観的に把握し無理しないこと

これに限るのではないでしょうか。今まで出来ていたことが、なぜかできなくなって

いるという事実を早い段階で認め、できないことに対して落ち込んだり、悲観したり

しないようにすることが大事かもしれません。

いま振り返れば、うつ病になったことは・・・

「お前、ちょっと休んだ方がいいぞ」っていうサインだったような気がします。

もちろん、うつ病で苦しんでいるときに、そんな悠長なことを思う余裕なんかありま

せんが、少し良くなった今なら、そう思うこともできるような気がします。

でも皆さんはゴミ箱に用を足すことのないよう、いつもの自分とは違うんだという自覚

のもと、「もう一度、陽の当たる場所へ」たどり着くために・・・

早めの初動、落ち着いた行動でよろしくお願いします。

 

 今回も最後までお付き合いいただきまして、

          本当にありがとうございました。

 

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