もう一度、陽の当たる場所へ

人生半ばでうつ病を発症し現在治療中の-すなふきん-です。自らの体験を中心に「治療」「回復」「就労」「自立」の面から振り返りながら、全快への道のりを同じ悩みを持つ方々と一緒に、それぞれが目標とする「陽の当たる場所」を目指していきます。

抜け出せない悪循環

やっときた雨の季節

今回もこのブログにたどり着いていただきまして、

    本当にありがとうございます。

さて皆さん、今日のお身体の調子はいかがでしょうか?私の住んでいる地方も、

昨日からやっと梅雨入りとなり、観測史上最も遅い梅雨入りということだそうです。

どうせならもう梅雨をすっ飛ばして、夏になってもらってもよかったんですが、

やっぱりそうもいかず今も雨が降り続いています。

そして雨の季節は体調が悪くなる時が多くなり、休みの日はどうしても部屋に閉じ

こもりがちになってしまいます。みなさんはいかがでしょうか?そして日常的な

症状はいかがでしょうか?今回はうつ病の具体的な症状について、私の場合をご紹介

してみたいと思います。何かの参考になれば嬉しいです。

うつ病の症状、私の場合

私の場合、うつ病になって頭の回転が健康な時に比べてものすごく遅くなり、実感と

しては3分の1くらいしか使えていないのではと思えるほどでした。具体的に日常生活

ではどんな事が起こるかといいますと・・・

 

①仕事や生活に支障ができるほどの忘れ物をするようになる。

銀行通帳やキャッシュカード、そして仕事の重要書類などを忘れてしまって何度も

大変なことになりかけました。

 

②今まで短時間でできていたことが、長時間かかってもなかなかできなくなる。

仕事や家事はもちろん、歩くスピードも遅くなりますし、考える時間も長くなるので

一度迷い始めたらなかなか決めることができません。

 

③とにかく物忘れがひどくなる。

友達との約束や銀行口座への支払振込など、自分がやるべきことをすぐに忘れて

しまう。忘れないようメモに書いておいても、メモを書いたことを覚えていない。

悪循環の始まり

 すべてがこんな調子ですから、日々の体調が生活のすべてに影響してきます。

また、めまいや吐き気など急な悪化などもあったりして、そのときになってみないと

自分の健康状態がわからないことも多いので、迷惑をかけたくないがために人との約束

がなかなかできず、人と疎遠になりますます孤立した生活になっていきました。

買い物や乗り物に乗るときも、いろんなことが起こってしまいます。やはり周囲の方に

迷惑をかけてしまうこともよくありました。こうしたことが重なってくると、

外出したくなくなり部屋にこもってしまうという悪循環にはまってしまいます。

  どうすればいいのか・・・

なかなか抜け出せないこの悪循環うつ病は風邪のように「病院に行って診察して

もらって、注射打って2・3日休んでいれば治る」というものではないですから、

「もしかしたら自分はずっとこのままの状態で、苦しむことになるのか・・・」という

心配まで頭をもたげてきて、病状を余計に悪化させたりします。

でもこれは慰めでもなんでもなく、いつか本当に光が見えてくる日が来ます!

 

今後も自分の体験を中心に、いろいろお話しさせていただきます。

この悪循環から一日も早く抜け出せるよう、いつか陽の当たる場所へ

焦らずゆっくり進んでいきましょう。

 

今回も最後までお付き合いいただきまして、

      本当にありがとうございました。

 

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自立支援医療を利用しよう

またお金の問題

今回もこのブログにたどり着いていただきまして、

     本当にありがとうございます。

さて、うつ病になると元気だった頃にはできていたことが、全くできなくなったりする

ことがあります。睡眠や食事などはその代表かもしれませんが、中でもできなくなって

困ることのひとつが仕事です。

朝からエンジンがかからずに、起きなければいけない時間に起きれない。起きれても

やはりエンジンがかからずに準備ができない。準備ができても会社ではやはり

エンジンがかからない…。こうなると次第に働く意欲も失い、仕事を辞め、治療に専念

することとなります。

そして退職し自宅療養してると、仕事のプレッシャーもなくなり、少し体調もよく

なってくることもありますが、そこでまた新しいプレッシャーに襲われます。それは

お金の問題です。お金の問題は精神的プレッシャーをさらに強め、病状を悪化させる

こともあるでしょう。

治療の経済的負担を軽くする方法

うつ病の治療をする際に、私が最も大切だなと思うこと、それは休養だと思ってます。

しかし仕事を辞め病院に通い休養するとなると、今までの収入が絶たれるため、

経済的な問題が出てきます。そこで利用したい制度が、治療の負担を軽くしてくれる

   「自立支援医療(精神通院医療)」

です。簡単に説明しますと・・・

「すべての精神疾患を対象に、継続的な治療が必要な人が申請・利用できる制度」

とお伝えすれば分かりやすいでしょうか?

もっと簡単に説明しますと・・・

精神疾患で悩む全ての方を対象に、申請すれば医療費の負担が軽くなる制度」

ということになるでしょうか?

自立支援医療を利用してみて

私は心療内科にお世話になり始めた時、病院の壁に貼ってあった案内で、この制度の

ことを知りました。それまでは、まさか自分が心療内科にお世話になる日が来るなんて

思ってもいなかったので、この制度のことを知りませんでした。そしてすぐに先生に

相談し、すぐに利用することとなりました。

実際に利用してみての感想ですが、当時うつ病のため仕事ができなくなり、経済的に

困っていた自分には、メリットはあってもデメリットは何もありませんでした。私の

場合、自立支援医療の証書を見せるだけで、月に2回の診察と薬が無料になっている

ので経済的にはもちろん、精神的にも負担が軽減されています。

利用できるものは、何でも利用しよう

もしこの制度がなかったらと思うと、この制度に本当に感謝してますし、

もしこの制度を知らず経済的理由から治療を迷っている方がいらっしゃるなら、

ぜひこの制度を利用されることをお勧めしたいと思います。

一日も早いうつ病からの脱出のために、自分のメリットのあるものは何でも利用しま

しょう。うつ病の時は何でも億劫になってしまい、文章を読んだり内容を理解したり

することが難しく感じる時があります。そんなときは病院の先生や担当自治体の相談

窓口に電話するなどして相談しましょう。

下記に自立支援医療について簡単にまとめてある記事を添付してますので、もし読める

状態にある方は参考にしていただければと思います。

自立支援医療ってどんな制度?>https://snabi.jp/article/107

 

それでは今回も最後までお付き合いいただきまして、

      ありがとうございました。

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いい先生って、どんな先生?

大歓迎!遅すぎる梅雨入り

今回もご縁あって、私のブログにお立ち寄りいただきまして、

     本当にありがとうございます。

もう6月も後半だと言うのにまだ梅雨入りしないという不思議な天候が続きます…。

じめじめした梅雨が好きという人はあまりいないかもしれませんが、うつと付き合い

始めてからというもの、やはり雨の日は体調が悪くなり、本当に苦手です。日照時間が

短くなることが関係してるのかもしれませんが、めまいや身体のだるさが普段より強く

なってしまいます。毎年この時期になると、梅雨のある日本の気候を心から恨みます。

さて前回は、うつ病治療での病院選びの大切さを自分の経験からご紹介しましたが、

今回はさらに突っ込んで、担当の先生との付き合い方について切り込んでいきます。

自分を中心にご紹介していきますので、みなさんの参考になればと思います。

先生への愚痴

私はいまお世話になっている先生に約5年間お世話になっていますが、その間に

トラブルもなく不信感を抱いたこともありません。心療内科に通っている知り合いに

現在通っている病院の話を聞くと、病院の愚痴をこぼす人が多いようです。その愚痴の

ほとんどは先生についてのことで、例えば…

  • 寝れないと言っているのに、ちゃんと対処してくれない。
  • 薬が効かないと言っているのに、変えれくれない。
  • 診察の内容がいつもワンパターン。
  • 現在、そして今後の治療方針の説明が不十分…

などがあげられます。

逆に私がいまお世話になっている先生は、このようなことがありません。

少し余談になりますが、現在お世話になっている病院は自宅からとても遠い場所に

あり、通うのに電車とバスと徒歩で約1時間かかります。通い始めた当初は車で10分

程度の所になったんですが、仕事の関係で引っ越して遠くなってしまいました。しかも

仕事が終わってから通っているので、最後の診察時間17時にギリギリ間に合うか

どうかという時間になってしまいます。引っ越した時、近い病院に変えることも

考えましたが、やはり先生との相性の良さを考えると、どうしても変更できず、体調が

よくないときは、正直通うのがしんどい時もありますが、頑張って通っています。

満足度100%の先生との関係

それくらい自分にとって相性のいい先生と巡り合うことができたわけですが、

私にとって一番信用できる要素の一つは

「薬をむやみに増やさない」「すぐに入院を勧めない」

ということに尽きます。本当に絶不調の時は薬を増やしてもらって楽になりたいと

思うんですが、薬を増やすといつか薬を減らそうと思った時に時間がかかってしまい、

また副作用を考えると、あまりお勧めの方法ではないと説明してくださいます。

その代りに生活習慣や日々の心構えなど、別の対処方法を教えてくださいます。

また私が「もう限界なんで、仕事を辞めて入院したい」と言うと、仕事を辞めたり

入院したりすることを簡単に勧めず、やはり別の対処方法を教えてくださいます。

あとから冷静に考えると、先生の立場からすると薬を増やしたり入院を勧めれば収入が

増えるにもかかわらず、その患者さんの状態や性格に応じてベストの方法を勧めて

いただく先生の姿勢は信頼に十分値します。ここまで回復し、限定的であるとはいえ

仕事を継続できたり、独り暮らしを維持できたりしてるのは、先生のおかげだと本当に

感謝しています。

自分にとって、いい先生とは?

そんな中でも一つ運がよかったのは、仕事が終わってから通院しているということで、

いつも最後の診察時間を予約していることで、私の後ろには患者さんがいないので、

先生もリラックスしてゆっくり話を聞いていただけるといることでしょうか。

もし先生に十分話を聞いてもらえないという不満のある方は、一度試しにその日一番

最後の診察時間を予約されてみてはいかがでしょうか?もしかしたら普段よりも

ゆっくり話を聞いてもらえるかもしれません。

病院の先生と患者の関係といえども、他の人間関係と同じように信頼関係が必要です。

そのためには会話の時間や密度が必要ですし、自分の気持ちを相手に伝えることも

必要になってくるでしょう。特にもし先生のおかげで病状が回復したと感じた時には、

感謝の言葉を伝える必要もあります。うつの症状がひどいときは、そんなことを考える

余裕などありませんので、自分の感情をぶつけてしまうこともあると思いますが、

先生との信頼関係を作ることが、自分の病気を軽くしていくことに繋がっていることを

意識して、一人の人間同士として先生とのコミュニケーションを増やすことから始めて

みてはいかがでしょうか。

 

今回も最後までお付き合いいただきまして、

       ありがとうございました。

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初期症状を感じたら・・・

夏のような風の日に

今日もこのまま夏になってしまうんじゃないかと思わせるいい天気の中、

今回も何かのご縁でこのブログにたどり着いていただきまして

     本当にありがとうございます。 

そういえば先日、通勤電車で目の前に立ってた年配の男性が発作で倒れて、

一番近い人も誰もその人を助けない、少し離れた私が緊急ボタンを押し、

その人を助けることに…。

たぶんみんな、どうしたらいいかわからないから何もしないんだろうけど、

とりあえず寄り添うくらいしてもいいんじゃないの?なんて思った

ある暑い日の出来事でした。

さて、前回はうつ病の初期症状について、自分の経験からご紹介させて頂きましたが、

今回は初期症状に気づいた時の、お世話になるべき病院選びや先生との相性について、

自分の経験を中心にご紹介させていただきます。

 病院選びの難しさ

同じうつ病で苦しんでおられる方とお話をするとき、必ずどこの病院のお世話に

なっているかということが話題になることが多いんですが、総じて皆さん、

数か所の病院を転々とし、そして現在の病院もあまり満足していないということが

多いようです。それだけ心療内科、精神科の選び方って、とても難しいと思うん

ですよね。ではなぜ難しいかと言うと…

  • 人に相談しにくい病気なので、「いい心療内科、知らない?」なんて聞けない。
  • もし聞いた人がいい病院を知ってても、病気を隠していたら教えてくれない。
  • 先生との相性は他の科より大事だが、診察してみないと分からない。
  • 遠くにいい病院があっても、部屋から出れない状態の時には通いにくい。

このように、風邪をひいてお世話になる内科のように、子供の頃からみんながお世話に

なるわけでもないし、かかりつけの病院があるわけでもないし、

自分の中にいい心療内科を選ぶ基準があるわけでもない。

ではどんな病院を選べばいいのでしょうかを、私の経験からご紹介します。

いい病院、私の場合

私は現在、6年間通っている病院にお世話になってまして、まだ一度も病院を変えて

いません。それだけ現在通っている病院に満足しています。そしてもちろん先生にも

満足しています。こんな満足できる病院に巡り合えたのは、まさしく運としか

言いようがありません。ではなぜこの病院を選んだかというと・・・

  • 自宅から一番近い病院ではなかったが、ほどほど近かった。
  • 規模の大きくない、比較的新しい個人経営の病院だった。
  • インターネットで見たHPに、患者さんのことを考えている文章が多かった。
  • 先生の講演会や論文の内容を見て、自分に合っていると思った。
  • 病院の内装の写真を見て、落ち着ける雰囲気だった・・・etc.

結果的には自分の選び方は自分にとって正解で、今でも何の不安もなくお世話に

なっています。しかし心療内科の場合、みなさんそれぞれ症状が違うので、

この基準は人それぞれですね。何かの参考になればと思い、書き出してみました。

病院選びで、大切なこと

では、実際に病院に通い始めて、どんなことに満足しているかというと・・・

  • 先生が症状のことだけではなく、生活の悩みなどもよく聞いてくれる。
  • 先生の治療方針が、自分の考えと合っている。
  • 自分の症状により、こまめに薬を変更してくれる。
  • 複雑な手続きなど、受付の方がゆっくりと説明してくれる。
  • 待合室の雰囲気がとても静かで、落ち着いて待つことができる・・・etc.

この中で一番大きな満足の要素は、やはり一番最初の

   「先生が自分の話をよく聞いてくれる」

ということになるでしょう。

心療内科の治療というのは、内科のように注射を打ったりするわけではなく、

話を聞いてもらうのが治療だと言えるでしょう。これが疎かな病院の満足度が高く

なることはありません。自分が言いたいことを先生は理解しようとしてくれているか?

それに対する答えを伝えようとしてくれているか?。落ち着いて話しをできるような

雰囲気づくりをしてくれているか?あたりが合格点の病院は、ある程度どなたに

とっても満足度が高い病院と言えるのではないでしょうか?

病院選びの大切さ

うつ病の治療には、長時間かかる場合もよくあるようです。長期間、お付き合いする

病院ですから、他人任せにするのではなく、自分の目で判断し、自分自身で決めて

納得するすることが、一番大事な第一歩になります。そしてもし合わないなと思ったら

遠慮なく病院を変えましょう。合わない病院で治療を受ける時間の分だけ、回復も

遅れるというものです。

繰り返しになりますが、病院選びはうつ病と闘っていくための一番大事な要素の

一つになります。また、いい病院というのは、人によって違うものです。

運も味方につけて、

自分に合った先生に巡り合えますよう、お祈りしてます。

 

それではまた次回・・・

今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

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暗闇を蹴飛ばそう

梅雨の来ない6月

今回もこのブログを訪れてくださった皆さん、ありがとうございます。

なかなか梅雨らしい天気が来ない6月の朝、今日も決めた時間に目覚めることができ、

ホッとしています。毎日「寝ること」と「起きること」には、特に大きなエネルギーを

使います。そんな中、時には気持ちよく目覚めることもあって、そんな日は・・・

「よし!今日はやるぞ!」という気持ちになることもあります。

そんな日がずっと続けばいいんですが、調子には波があり、そうも行かないところが

また難しいですね。

初期段階の症状

さて前回は、うつ病の発症のきっかけや原因、そして初期段階での対処方法などを

自分の経験からご紹介しましたが、今回はうつ病の初期段階での具体的な症状、

どういう状態になったら、うつ病を疑ったらいいかを、自分の経験から

まとめてみました。

  • 理由もなく落ち込みがちになる。
  • 漠然とした不安感から、なかなか寝付けない、
  • 普段より食欲がなくなる
  • 普段より飲酒の量が増える。
  • 忘れ物が増える
  • 仕事や車の運転など、普段簡単にできていたことが難しくなる。

この他にも思い起こせばいろいろありますが、どの兆候も・・・

「まぁすぐよくなるだろう!」

「明日からまた頑張ろう!」

などと思って、深刻に考えず流してしまうことが多いのではないでしょうか?

いつまでも晴れない霧

いま思い返せば、「初期段階での一番の異変は何ですか?」と尋ねられたら、

「いつまでも晴れない霧のように、胸から離れない不安感」だったように思います。

薄い不安感なら、好きなことしてストレス解消すれば、不安感も消えてなくなり

その日の夜はぐっすり眠れ、次の日からまた元気に復活できたものでした。

しかしなぜか今度の不安感は、なにをしてもスッキリ晴れない・・・。

胸にこびりついて離れることがない・・・。そして徐々にその状態が当たり前になり、

私から笑顔を奪い、喜びを奪い、そして最後には健康な身体も奪いました。

自分の異変に気付いた皆さんへ

仕事や家庭などで大きなストレス状態が続くと、いつしか心は普段と違う動き方を

し始めます。初めはそのストレスから逃れようと抵抗しますが、抵抗しても逃げれない

ことがわかると、そのストレスを受け入れて生きていこうとします。そこに不安感が

忍び込み、自分の心に住み込んでしまうのです。

そんな異変に気付いた皆さん・・・

どうかストレスから逃れることを諦めないで下さい。

何とかしてそのストレスから逃げきり暗闇を蹴飛ばし、自由で伸び伸びとした心を

取り戻して下さい。

貴方自身を取り戻すための時間もパワーも、まだ貴方の中に残っています。

「もう一度、陽の当たる場所へ」歩んでいくために、今ならまだ間に合いますよ。

 

今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

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静かに忍び寄る「うつ病」

ご縁に感謝します

今回も何かのご縁でこのブログにたどり着いていただいた皆さんに感謝します。

このブログは自分自身のうつ病」をテーマに、同じ悩みで苦しんでおられる

方々や、うつ病で悩んでいらっしゃる方をサポートしているご家族や友人、

そして会社の同僚、さらにはうつ病とは縁がないけど、うつ病について理解したいと

思ってらっしゃる方々に向けて発信し、少しでもうつ病の方々の助けになればとの

想いで立ち上げました。前回に引き続き、どうぞよろしくお願いします。

症状の発症

さて今回は、うつ病の発症とその原因や症状について書いてみたいと思います。

私は前回でもご紹介した通り、6年前にうつ病を発症し治療を開始しました。

そのきっかけは、職場の長時間労働と仕事の結果へのプレッシャー、そして家庭の大き

な問題でした。不眠、拒食、めまいなどの症状が現れはじめ、これ以上の就労継続は

不可能と判断し退職、ただこの時はまだ自分がうつ病だという自覚もなく

よくあるストレスによる不眠や食欲不振だと思っていました。

うつ病の診断

そんな中、雇用保険の手続きの関係でハローワークに行ったとき、退職理由を聞かれ

不眠や拒食などの健康不良によるものだと説明したところ、心療内科に行って今後の

就労が可能かどうか診断書をもらってくるよう指示され、初めて心療内科に行くことに

なりました。昔から比較的健康だったため、病院には縁遠い生活をしていたので、

まさか自分が心療内科に行くことになるなんて思いもしなかったですし、自分の中でも

少し抵抗感さえありました。しかし心療内科では診断書をもらうだけどころか、

重度のうつ病だと診断を受けてしまいました。初めはこの診断がショックで

仕方ありませんでした。うつ病なんて自分には縁のない病気だと思っていたからです。

しかしこの時から、うつ病との付き合いが始まってしまいました。

うつ病は突然やってくるわけではない

いま思えば、うつ病と診断を受けるずいぶん前から同じような症状があったような

気がします。ただその不眠や拒食、めまいなどは、一時的なストレスからくるもので、

時間が経てば治っていくものだと思い放置して生活していました。またうつ病という

病気の名前すら頭の片隅にもなく、自分にはまったく関係ない病気だと思って

いました。

うつ病は風邪のように熱や咳が出て、風邪にかかったことが分かるような、

症状のはっきりした病気ではありません。まるで足音を立てない泥棒のように、

対処しなければ静かに確実に進行していく病気です。

    「今日からうつ病にかかりました」

といった部類の病気ではないということです。

変化の早期発見が鍵

ですから、今までにない何かのストレスを感じた時、普段はない不眠や摂食障害

不安感などに襲われたら、

     「いつかよくなるだろう・・・」

ではなく、症状かかなり軽いうちは・・・

・ストレスから離れる

・静かな場所で休養する

・好きなことをしてストレス発散する

などの対処を出来るだけ早くしてください。

さらに症状が深刻な場合は、出来るだけ早く心療内科で相談し対処してください。

早い段階での症状の発見が、症状の進行を食い止めるのに有効だと感じました。

プライドを捨てる勇気

私はうつ病を患わっている自分を受け入れるのに、ずいぶんと時間がかかったため、

治療に至るまでかなりの時間がかかってしまいました。その結果、症状はどんどん

悪化していき、また私自身がうつ病という響きに対して、ネガティブなイメージ

持っていたがために、治療にたどり着くまでにかなりの時間がかかってしまうことと

なってしまいました。そこには・・・

「自分がうつ病であるわけがない」

「自分がうつ病なんて誰にも言えない」

という無意味なプライドが働いていました。一日も早い治療開始をするために、

みなさんはそのようなプライドを捨て、心身の変化を見過ごさず、休養する勇気を

持って下さい。

自分の幸せを願う大切な家族や友人のために、そして何より大切な人生の時間を

無駄にしないために・・・。そして一緒に「もう一度、陽の当たる場所へ」

歩んでいきましょう。

 

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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ブログ、始めます~もう一度、陽の当たる場所へ~

初投稿です♪

何かのご縁でこのブログにたどり着いていただいた皆さん、

     本当にどうもありがとうございます!

今日から「うつ病」についてのブログを立ち上げることになりました。

ブログ初心者ではありますが、どうぞよろしくお願いします。<m(__)m>

自己紹介します!

と、いきなり言われても困ると思いますので、最初に自分のことを少々・・・。

私は「うつ病」と診断されて6年目、現在治療中の中年独身男性です。

子供の頃からスポーツが大好きで、若い頃には旅行にもよく行ってました。

今思えばとても活発な時期をずっと過ごしてきました。

しかし、いろんな要素が重なって病状が表面化し、日常生活が難しくなって、

6年前にうつ病の治療を開始することに・・・。

現在では治療と周囲の温かい人たちのおかげで、最悪の状況を脱しました。

仕事は現在は週5日、1日8時間のペースで働いていて、今は負荷の軽い仕事なら

何とか出来るまでに復帰することができました。

しかし、仕事のあとはもう何もできないくらいぐったりしてしまいますし、

日常生活の中で「うつ病」のスイッチが入って症状が出ると、活動を中断しなければ

いけない・・・、そういった状況を繰り返しながら生活しています。

また現在は独り暮らしをしていて最近、やっと軌道に乗ってきたところです。

そして今後も更なる回復を目指して、治療を進めているところです。

書き残すきっかけ★

好きなことにも集中できなくなっ私が、うつ病になった自分の体験を、

こうしてパソコンのキーボードを打って、書き残そうと思ったきっかけは・・・

  • 部屋の中で気軽にできる趣味を持ちたいと思ったから
  • 自分の負の部分を文字として、しっかり書き残したいと思ったから
  • 今までの自分を振り返り、今後の治療に役立てたいと思ったから
  • ここまで回復した過程を、うつ病の方に役立つならと思ったから

体調、記憶と相談しながらの作業になるため、自分との闘いです。

更なる自分の回復を実感するため、また現在うつ病で苦しまれている方々に

私の体験が少しでもお役に立てるよう、頑張っていきます!

ここにたどり着いて来られた皆さんへ

今このブログを読まれている方の中には、こんなタイプの方がいらっしゃると

思います。

  1. うつ病を発症し、苦しんでおられる方々
  2. うつ病で苦しんでおられる親族やお友達、会社の同僚をお持ちの方々
  3. 周囲にうつ病の方はいないが、うつ病を理解したいと思われている方々

ここでは、うつ病を抱えて生活している者として自らの体験を中心に、うつ病

「治療」「回復」「就労」「自立」にスポットを当てて、どなたが読まれても役立つ

内容を書いていければと思っています。

そして自分のこれまでの記憶を丁寧にたどりながら進めていきますので、みなさんも

お気軽に、そして気長にお付き合いいただければ嬉しいです。

うつ病で苦しんでおられる皆さんの体調と生活が、少しでも改善されることを心より

願いつつ、初投稿のご挨拶とさせていただきます。

 

最後までお付き合いいただきまして、 

          どうもありがとうございました。

 

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